オンライン授業のやり方、先生の自己満足では?

お久しぶりです。少し近況報告です。

ベリースライムさんに「水平思考」についての記事を紹介してもらいました。ありがとうございます!
私、図形の問題解くの好きなんです!

折角なので水平思考について、問題を例に出しながら記事を書きたいと思います。
それは、また近々。


ついに私もZOOMで授業する機会が巡ってきました

まだお試しなので丸々1コマ分はやっていないのですが、私は気が付いてしまいました。

「これ、教える側の押し付けが中心で回ってませんか?

「オンライン授業」とは何か?

まずオンライン授業の立ち位置からはっきりさせて行きます。

今回コロナ禍において、教室などの空間で集団授業を行うと「3密」をどうしても満たしてしまいます。

また、通学時に電車やバスに乗車した際に感染のリスクが高まるので、どの学校も休校という措置になりました。

学校で授業が行えないということは、カリキュラムが全く進まなくなると同義です。
特に義務教育である中学校は、2カ月間の遅れを取り返せない可能性があります。

そこで、少しでも授業を進められればと提案されたのが「オンライン授業」です。

オンライン授業のやり方は学校によってかなり違いがあります。使用している先生によっても違うそうです。いくつか紹介します。

普段の授業スタイルを維持する形でオンライン授業を利用すると、1人の先生に対して30人程度生徒がその様子をパソコンやタブレットなどで視聴することになります。

生徒それぞれの音や映像を拾うと、回線が混雑するのでどちらもOFFにして必要な時だけONにするのがメジャーみたいです。

YouTubeなどに自分の解説をしている動画を投稿して、授業前半はその説明を見る。後半はそれに基づいた演習にするという使い方をしている先生もいらっしゃいます。
実験が必要な理科系科目では効果的な使い方かもしれません。

事前に課題を用意して、授業のすべてを演習に充てるスタイルもあります。先生は生徒から答案預かり丸付けをして返却する形です。

それぞれの科目で使いやすい形を模索して多様化しているのは非常にいい傾向です。

オンライン授業の問題点

教えてる側は休み中に進めたかった授業を進められるのでかなり便利だと思います。

しかし、問題点はそこにあります。

生徒の理解を蔑ろにしてませんか?

授業中、生徒は本当にあなたの解説を聞いていますか?正しい理解を出来ていますか?それがオンライン授業で確認できていますか?

ある先生の話ですが、オンライン授業はずっと「空を掴むようだ」とおっしゃっていました。

自分の解説で生徒が本当に理解したのか実感が伴わないんです。

教壇に立たれた方なら誰しも感じると思いますが、自分の説明がしっかり伝わるとそれがクラスの雰囲気に出ます。それがオンライン授業にはまだないです。

この実感がないと先生たちは、何をどれだけ説明すればいいのか曖昧になります。

曖昧な場合は出来るだけ丁寧な説明を心がけますが、決まった時間の中で何もかもを完璧に教えられるわけがありません。場合によってはやや説明を省いたりします。

生徒が理解している実感を掴めていないと、省いていいのか、丁寧な解説をしたほうがいいのか判断できません。

そうなると、先生は勘を使わざる得なくなります。

どの選択肢を選んだとしても生徒に対して押し付けになってしまうのは明らかです。

私の思う気を付けるべきこと

オンライン授業では、生徒から得られる情報量が非常に少なくなります。定性的なものを利用して授業を進めていた先生にとっては致命的です。

なので、定量的な情報を増やしましょう

具体的には、小テストを頻繁に行う、演習問題を解く時間を積極的に作る、生徒ごとにどれだけ出来ていたのかデータを取るなどです。

さらに特に心配な生徒がいる場合は、通話を利用して直接話してみるのもいいかもしれません。
そうすれば定性的な情報も多少集まるので、厚い指導ができます。

このあたり、先生方にとって非常に手間になりますので小テスト支援などの良いツールがあるといいのですが、あるんですかね?なければ誰か作ってー

なんか勘違いしてません?

最後にちょっと疑問です。

オンライン授業ってWEBカメラなどで生徒の顔を映しているじゃないですか。

あれ、おかしくないですか?

スマホやノートPCはどうしても正面しか撮影できないのはわかりますが、顔だけ見えてもないよりマシぐらいにしかなりません。

一番大事なのは「生徒が今なにをしているのか」です。
これが把握できない状態では授業が進められません。

私的には3カメほしいです。

正面の顔カメラ
机と生徒が全体的に映る引きのカメラ
ノートや問題が写せる動的カメラ

これだけあれば、普段授業しているのと変わらないクオリティが出せます。

最悪、手で動かせるカメラ一つでノートを写したり顔を写したり切り替えてもいいかもしれません。

オンライン授業する方はWEBカメラぐらい安いので買いましょう!
家にカメラが眠っているのであればパソコンに繋いで使いましょう。

まとめ

オンライン授業はじょじょに普及している。

使っていく中で、良いところと課題がはっきりしてきた。

課題に対してどのように対処していくかが先生方の腕の見せ所!

課題となる点を解決してくれるアプリケーションがあればいいなー

以上です。

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

対面指導とは?大事なの?

「対面指導」崩さぬ文科省 オンライン授業に壁(4月21日:日本経済新聞電子版記事)

文科省から対面指導しなければ単位として認めません!とお達しが出ているようです。
原因は、休校中にオンライン授業を行っている公立学校が全体の5%しかないからです。(4月21日現在)
この5%が有利になってしまい、全国で均一性の取れている授業を提供できない事を問題視しているようですね。
また、オンライン授業だけでは学力的に不十分になる可能性があるとも考えている気がします。

対応の遅さと、影響を受ける生徒を主体として問題解決を進めていないことに、腹立たしい気持ちが沸き上がってきますが、今は抑えます。
今回お話するのは「対面指導」の重要性についてです。

「対面指導」とは一体何か?

いわゆるFace to Faceってやつですね。先生と生徒、お互い顔を突き合わせて授業をしましょう。ってことです。

普通に学校に通っていれば「対面指導」を毎日受けていることになります。
また、同様に塾もそうですね(映像授業は除く)

この「対面指導」の利点ですが、先生サイドから見ると、生徒一人一人の進捗や理解度を把握できるところにあります。
理解度はテストの点数でも多少わかりますが、どのような手順を踏んでその答えに至ったのか、授業中の様子はどうなのか、苦戦していたのか、それとも楽勝だったのか、などの情報を集められます。

この情報が無いと、生徒それぞれへの声掛けが難しくなります。
例えば、もの凄く努力していた生徒がテストでは結局50点しか取れなかった場合、数値上は平均以下の扱いなので「もっと頑張りなさい」となってしまいます。しかし、頑張っていた生徒に頑張りなさいって声をかけてしまうと、その生徒を追い詰めることになりますよね。

このような事態を「対面指導」は避けられるんです。

塾などでは、1クラスの10人程度と生徒数が少ない、もしくは1:1の授業を実施することもあります。生徒数が少ないほどより親身になってその生徒自信の強みや弱みを把握しやすくなります。それに基づいてカリキュラムを考え、適切なペースで授業を進められます。
これらも、実際問題を解いている様子を観察することで情報を集めています。

今度は生徒サイドから見た利点ですが、すぐに質問が出来る、相談できる環境である。ということです。
問題を解いていく中で、何かわからないことがあれば先生に質問することができます。
単元を跨いだ質問でも、先生方はノートの状況からすぐに何が分からないのか把握して、スムーズに解説をしてくれるでしょう。

先ほどの話とやや被りますが、事前の情報が全くない状態で質問をされると、どの先生も一体何から話していいのか探り探り解説をすることになります。
突然「この問題わかりません!」と持ってこられても、何が分からないのか分からない、となってしまい、求めていた解説と違うことを説明してしまうかもしれません。
生徒の求めている物を一発でピンポイントに当てるためには、生徒情報がとても重要になります。

「対面指導」しないということは、先生方は生徒の情報を集めることが出来なくなります

「対面指導」をしないとどうなるのか

生徒情報が不足している中で、生徒のモチベーションを落とさないようなカリキュラムを組むことになります。当然、テストの点数という定量的な情報しか無いのでその子のためのカリキュラムになっているかどうかわかりません。

点数だけで評価される肌に合わない勉強を続けると、勉強が嫌いになってしまいます。
勉強が嫌い→勉強をやらない→学力低下
と、なってしまいます。

ここまで「対面指導」をしなければダメだ!という主張のもと記事を書いてますが、ぶっちゃけ私は「今の指導方針」を元にするなら「対面指導」は必要ないと思ってます。
やや含みを残してますが、その話は後程。

IT技術の生み出したAIはすごい

突然AI(人工知能)の話を始めましたが、要するに情報が無いなら不足している情報をどうにかして補ってやればいいじゃん。ということです。

ベネッセがAIを利用した学習サービスを早速展開していますが、すごく良いですね。(ベネッセリンク)
まず該当する学年の問題を解いてもらい、その正答によって次に進む範囲が変わってきます。文字式の計算が出来なければそこまで戻りますし、分数の計算が出来なければ小学校の内容でも容赦なく戻ります。自分が自力で出来るところまで戻ります
出来るようになれば、学習していた範囲に戻ってきてそこを進めることになります。

学校で授業をしているのであれば、先生に質問をするところだと思いますが、質問に対する解答と類題をAIが持ってきてくれるんです。類題までくれるのは先生ではなかなか難しいですね。

このサービスを使えば使うほどAIの方がその生徒の情報を集めてくれます。やや憶測になりますが、その情報は簡単にデータ化して確認できる状態に出来ると思います。それを見て先生方はカリキュラムを組んで行けばいいですね。
わざわざ「対面指導」する必要なくないですか?

教科書に載っている問題も解けるようになるし、過去に学習した未定着部分もAIが判断して演習を促してくれる。全部オンラインで勉強できそうですね。

オンライン授業にできない事

やや含みがあった部分について話します。

今の「勉強」と呼ばれている物は、受験に合格するために存在しています
これらを達成するうえで、AI技術は非常に適任です。分析という能力に特化しているので下手な先生よりもいい問題や説明、類題を持ってくるでしょう。
これに頼って受験勉強をすれば間違いないと思います。

しかし、私が考えている「勉強」は違います。
人生において糧となるようなことを教えるのが先生としての役割です。
例えば、問題に取り組む姿勢をAIは判断できるでしょうか?たくさんの問題を考え抜いた先に何が待っているのかAIは教えてくれるのでしょうか?どうでもいい余談をAIは挟めるんでしょうか?顔色からその生徒が何か精神的な問題を抱えていると気付けるのでしょうか?一緒に問題を悩みながら解くことはできるのでしょうか?

現状、AIには全部できません

なぜなら、AIは生徒を主体として判断をしていません。点数でしか見ないからです

先ほどもお話しましたが、受験は点数が命です。ここをどうにかするなら、AIは最強と言っても過言ではないです。しかし、生徒自身を成長させるとなるとAIだけではどうしても成長させられない部分が出てしまいます。

ここに注目して文科省が「対面指導」をしろ!と言うのなら大いに賛成です。
実際どうなんでしょうね。

気になる記事について感じたことでした。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。